パスポート申請のオンライン化
令和5年3月27日より一部のパスポート申請(更新手続き)がオンラインで申請可能となりました。
まだまだ周知が不十分で、私どももお客さまにご不便をおかけすることがございましたこと、平にお詫びいたします。
マイナンバーカードの普及に伴い、様々な行政サービスの利便性向上が謳われる中、パスポートのオンライン申請も徐々にその恩恵にあずかれる様になったようにも見えますが、現実的には、これでは従来通り窓口での申請の方が楽と思えるのは実際の感想です。
オンライン申請、その実際
始めにお断りさせていただきますが、ここから先のお話は、国の推進する行政手続きのデジタル化を、阻害したり反対するものではありません。
ですが、今時点のパスポートのオンライン申請に関しては、キッパリ苦言を呈させていただきます。
具体的には実際にオンライン申請を行おうとすると、申請者ご本人の管轄となる各市区町村によって、出来る事・出来ない事(新規申請、更新申請など)が異なったり、申請の橋渡しとなるマイナポータルの接続が、申請途中で謎のエラーを返したしフリーズしてしまったり、はたまたご自身のサインを事前にデジタルデータ化して用意しておかなくてはならなかったり、そして何より、顔写真をスマホで自撮りするよう案内されたりと、まだまだ実用面ではかなり残念・・・と言わざるを得ません。写真屋さんだから言うのではありません。(少しは有りますが・・・・)最長で10年も使う、それも世界中に対しての身分証明の写真が、それでいいのですか?
サインのデジタル化も、そう簡単な事ではありませんし、(もちろん何でも良いという場合は除きますが・・・)
顔写真をスマホで取れとは、、、、従来よりパスポート写真に求められてきた厳格な規格は何だったのでしょう、、とツッコミどころが満載です。
柿の木坂写真工房の写真も、
オンライン申請でお使いになれます。
でもご安心ください。スマホ自撮りで無いお写真データもしっかりと申請可能です。マイナカードリテラシーの高い方でも、スマホでの自撮り写真なパスポートには、さすがに抵抗があるのでは無いでしょうか。
ですがご安心ください。繰り返します。これまで通り、柿の木坂写真工房のお写真、そのデータもしっかりとお使いいただけます。
ただし、注意点が一つ。写真プリントの場合には、4.5cm x 3.5cmつまり「4.5 : 3.5」で規定されている写真比率が、謎の「7.3 : 6」(730ピクセルx600ピクセル)となっているのです。理不尽極まりない謎としか言いようがありませんが、行政の決めたことですから、従うほかありません。
オンライン申請用を、とお願いします。
目下の環境を鑑みて、柿の木坂写真工房では今の所、パスポート用の証明写真を撮影する際には、プリントを前提とし、プリントと共に、その4.5 : 3.5に準拠した保存用データも納品致しています。先に述べたとおり、この比率はオンライン申請用とは異なりますので、このおデータはオンライン申請にはお使いになれません。
ですので、オンライン申請をお考えのお客さまは、ご面倒ですが、「オンライン申請用」のデータが欲しい。とお伝え頂ければ幸いです。
* 普及の様子を見て、納品データは、7.3 : 6 の比率および指定のピクセルデータに変更してゆく予定です。
その際には改めて、アナウンスをさせていただきます。