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デジタルならば何処でも同じ..?

Isao

イースターエッグではデジタルであっても、手焼き同様の最高画質を極めるべく、そのカメラ機材、ソフトウェア、そしてそれらを駆使するスキルを非常に重視しています。ブライダルもデジタルが主流になって、何となく綺麗。何となく新しい、なんとなく格好良い。と言うようなイメージ先行の流れがあるように思っています。もちろん私たちイースターエッグにとっても仕事だし、ならば利益も上げてゆかなければならないのですが、それにはやはりきちんとした技術で答えるべきであって、またそれぞれの商品の良いところ、苦手なところも情報をきちんとお伝えすることがなされなければならないと思っています。

ところで先日ご来店いただいたお客様よりあるお話を聞きました。デジタルで500枚以上撮影して私どもで言うデザイナーズデジタルアルバム作成し10万円を大きく下回る料金で提供するところがある。と言うのです。しかしイースターエッグではとうていあり得ない話です。フォトグラファーが撮影に使うに安心できるレベルの機材を揃え、その時だけではすまない永久保存を前提とした写真の画質を求め、れっきとした腕前のフォトグラファーに安心した生活を過ごせるギャランティを支払うとなれば、あり得ない金額だからです。
実際、その客様は私どものアルバムを見るや、「全然違う~」と完成度の違いに驚きのようでしたが、私たちイースターエッグにとっては、これでもデジタルの画質はまだ発展の余地有りと思っているのです。

デジタルに関しては今年になってようやくアベレージ以上の環境が整い、もう画質面で目くじらを立てる事はなくなりました。しかし、これは世の全てのデジタルアルバムに言えることではありません!
イースターエッグでは、撮影した一枚一枚を本当に大切に丁寧に現像処理をしています。それはRAWモードで撮影するからに他なりません。RAWモードで撮影するとそのままでは画像データとして扱うことが出来ません。フィルムで言うネガの状態と言って良いと思います。当然、現像処理が必要になります。この現像はとても美的センスが要求されるもので、しかも理系の能力も要求される非常にセンシティブなワークです。この技能は一朝一夕に修得できるものではありません。しかもそのための時間たるや、単に費用対効果を考えれば、ネガで撮影した方が安上がりなくらい矛盾したものなのです。

イースターエッグではデジタル撮影を2003年より試験開始しましたが、その初めての撮影よりRAW撮影にこだわりました。デジタルであっても最高を求めたからです。しかし当時の現像スキルは今から見れば本当に幼いもので、またカメラの性能やコンピュータの性能も低く総じて画像としての完成度は褒められたものではありませんでした。しかしこの3年半、RAW撮影と現像にこだわり続けた結果、自信を持って「他所と比べてください!」といえるレベルまで達しました。

手焼きでこだわった画質への追求はデジタルでも全く同じ気持ちで取り組むことで、何処に出しても最高を誇る自信があるデジタルアルバムを実現したと思っています。
手焼きのイースターエッグはデジタルでも本当にすごいです。
是非、どちらのアルバムもご覧下さい。アトリエにはたくさんの手焼きアルバムとデジタルアルバムを用意しています!!本当に見てもらいたいアルバムたちです!!

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