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デジタルフォトの完成度

Isao

久しぶりの笹倉です

手焼き写真は色のキレイさが目的でもありました。純粋な気持ちを込めて撮影させていただいたネガから写真を描き出すとき、それを最高な状態でかなえたいとフォトグラファーなら誰もが思うはず。でもラボ任せではどうしても最高な状態にはなり得ない。それは誰でも人が感じた風や香りや気持ちを言葉だけで共有させるのが難しいのとにている。だから撮影したフォトグラファー自ら「手焼き」をするのが一番理に適っているワケ。(この際、効率やコストは置いておくとして、、、)

デジタルがブライダルに本格的に進出してきて7年くらいになる。デジタルが主流になることはその初めから解り切っていた。コンピューターにもうるさい笹倉のこと、デジタルフォトへの取り組み自体も早かった。しかし、少なくとも4年前までは商品として扱うにはとても認められたものじゃなかった。デジタルカメラの性能、カラーマネージメント環境の未熟さ、印刷コストの問題・・・それらからなされる出力結果は散々だった。酷すぎる。
商売だし、デジタルへの投資額も半端じゃなかったし、本音はラインナップに加えたかった。でもイースターエッグとしては絶対に嫌だった。それは初めにも触れた「最高のキレイ」とはかけ離れたものだから。

撮影して、プリントして、アルバム編集をして、その対価としてお金をもらう。きれい事を言っても所詮商売じゃないか!心が折れそうなときには、そうも思った。だけど違う!きれい事を通すために独立したのではないか!100%のキレイはあり得ないかもしれないけど、その線引きは常に高く有り続けよう。その信念だけは曲げなかった。そして今、様々な困難をクリアして、手焼きに負けないデジタルを自信を持って届けられるようになった。それも「イースターエッグの手焼き」にも引けを取らないデジタルを。その詳細を近くホームページで公開する予定。今鋭意、執筆中!!

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