代表の笹倉です。
今年は5年ぶりの運転免許更新の年。おかげさまで今回もゴールド免許を維持することができました。
普通であれば最寄りの警察署で手続きするところですが、私は毎回、片道1時間半、往復3時間をかけて「鴻巣」の運転免許センターへ向かいます。
というのも、埼玉県で「写真を持ち込んで免許更新ができる場所」は、唯一この鴻巣免許センターだけだからです。
* この翌年、各種二種免許などを取得し、その際にゴールドになりました。
「鴻巣」:埼玉県民の悲哀
埼玉県では、更新時に写真の持ち込みができるのは鴻巣の免許センターに限られています。各警察署では持ち込み不可、しかも更新時以外(初回取得・再交付など)も不可。つまり、**持込写真での免許証を作る唯一のチャンスが「更新時に鴻巣へ行くこと」**なのです。
東京では「鮫洲」「江東」「府中」の各センターで可能。神奈川・千葉に至っては警察署でもOK。対して埼玉は…なんとも不憫です。
なぜ、そこまでして写真を持ち込みたいのか?
5年間使い続ける免許証。たとえ人に見せる機会の少ないものでも、たとえゴールドだとしても、写真がイマイチだと、免許証を見るたびに気分が萎えてしまいます。
写真業に携わる者として、どうしても妥協はできません。
「その顔でナルシストか?」と言われそうですが、少なくとも自分が納得できる写真であってほしい。
それだけの理由で、鴻巣まで足を運んでいるのです。
写真持込での免許更新:概要(埼玉県警)
※令和7年7月時点の情報です(公式サイトはこちら)
【1】予約が必須です
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電話予約のみ対応
📞048-543-2001(平日 8:30〜17:00)
希望日の前日までに予約 -
更新可能日:火〜金曜のみ
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定員:1日20人限定
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集合時間:午前9:30までに2階「マイナ免許証受付窓口」前に集合
予約時には「免許証」と「更新のお知らせハガキ」を手元にご用意ください。
【2】写真の規定(抜粋)
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撮影から6ヶ月以内
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サイズ:縦3.0cm × 横2.4cm
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正面・無背景・上三分身・無帽
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加工・修正のないもの
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白黒・カラーどちらでもOK
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印刷は写真専用紙で、鮮明なものを
詳細は埼玉県警サイトにある「OK写真」「NG写真」の見本が参考になります。
【3】当日の流れ(持込写真組)
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2階マイナ免許証受付窓口前で待機(9:30集合)
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小部屋で写真チェック
→不適合の場合はその場で終了。再予約か通常撮影へ。 -
問題なければ1階で受付、視力検査、講習へ
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講習(優良講習なら30分)
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講習終了後、免許証受け取り(通常の方と同時)
実録:今回の更新の様子(令和7年7月)
鴻巣へは早めに出発。集合1時間前には現地に到着し、しばし近くのコンビニで軽食を取って時間調整。
9:30ちょうど、係員の案内で小部屋へ。今回は私を含めて8名、私以外は全員女性…という中で、やや場違いな空気を感じつつ、持参したモノクロ写真を提出。
ところが——、持参した3枚のモノクロ写真は、すべてNG。理由は「細かいキズ」「濃度のムラ」などなど。保険の保険で持参していたカラー写真を出したところ、あっさりOK。
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持参したモノクロ写真 (セピアにしました) |
保険のために持参したカラー版 |
* 無駄足のリスクを考え、念には念を
モノクロが叶わず少しだけ複雑ではしたが、それでも晴れて持込の写真の審査を通過。こうしたこともあるので、予備の写真は必携です。
【講習〜受け取りまで】
無事に受付を終え、視力検査(深視力も)をパス。優良講習(30分)を受け、2階で免許証を受領しました。
今回はライトブルーグレーの背景で、自分でライティングした納得の一枚が使われています。
たった一枚の写真にここまでこだわるのは、職業病かもしれませんが、それだけの価値がある3時間だったと毎回実感します。
まとめ:持込写真のすすめ
5年間使う免許証の写真。どうせなら、自分が納得できる一枚で。
とくに下記のような方には、持込をおすすめします。
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証明写真で残念な思いをした経験がある方
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印象よく見える写真でいたい方
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モノクロ写真や背景色にもこだわりたい方
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自分はもちろん、自信を持って人にも見せられる免許証が欲しい方
写真業を営む者として、「持ち込み写真」が広く知られることで、少しでも皆さんの満足度が上がり、私たちの仕事の機会も増えることを願っています。
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