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Godfather Returns

Isao

マリオプーツォのゴッドファーザーを読んだのが24年くらい前のこと。
映画のゴッドファーザーをテレビで見て、セピアのかかった映像の印象深さに感動しました。でも肝心のストーリーは一度ではつかめなくて、といって当時はうちにはビデオなど無く、しかも街にさえレンタルビデオ店などはない時代。偶然父が買ったというこの本を読んでストーリーを掴んだのでした。その後、美化されたとはいえ悲しくも厳しいマフィアの世界を垣間見た私は同映画のパートII、そしてさらに10年後パートIIIを感慨深く鑑賞したのでした。しかし、やはり原作は気になるもの。マイケル・コルレオーネの時代を書き起こした原作は存在しないのか?時々調べてみましたが、やはり見つかりませんでした。残念にに思いつつも、いつしかそんなことは忘れてしまいました。
それから15年。偶然六本木駅近くの葵書店で見つけたのが、ゴッドファーザー・リターンズ。「なんじゃ、これは?」と手に取ると、それは25歳の私がほしくてほしくて探していたそのモノでした。作者はもちろんプーツォではありませんが、そんなことはどうでも良いのです。手塚亡きあともブラックジャックが存在し続けるように、コルレオーネファミリーにも伝承者がいたのです。
実はこれまだ上巻しか読んでいないので、「読破」ではないのですが、あまりにうれしくて書き込んでしまいました。また眠れない日が続きます。

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