3月の年度末、下の子が引っ越しをする友達から、カブトムシの幼虫をもらってきた。
子供の頃は、自分も子供らしくそういったものに夢中で、たくさんの幼虫をそれこそ卵から孵し育てたものだ。昆虫は蛹になって成虫になる過程がいかにも不思議で、蝶やトンボなど変態の神秘を自分の目で直に見て鮮烈に記憶に刻んだものだった。
そんなフラッシュバックから三十と余年。子供の手になる幼虫は先日、無事蛹になった。
でも・・・うっかり蛹室の壁を壊してしまった。蛹本体は無事だが、蛹室が崩れてしまうと、蛹が成虫になるときに支障が出てしまうことがある。昔は、泥と腐葉土でぺたぺたと作り直したものだが、30年も未来の今は人工蛹室なるものが売っているのですね。いや、おそろしい!!こんなマーケットがあるんですね。なにげにマトリックスを連想してしまうこのシュールな部屋の作り。すごいなぁ。一日千秋で成虫になる日が楽しみな親子ここにあり。
カブトムシの成長
2007.06.09