ふと都会の雑踏や、日々の喧噪に疲れたりすることはありませんか?
根が田舎者の私、そういうことがよくあります。
そんなとき、ぼーっと見ていやしてくれるのがこの映画この「皇帝ペンギン」(La Marche de l’empereur)は、コウテイペンギンの1年間の生活を描いたドキュメンタリー調の映画。リュック・ジャケ監督が2005年フランスで制作した作品です。
はじめは、動物系ドキュメンタリーにありがちな淡々とした流れなのですが、
10分くらいを過ぎるあたりからもう釘付け。
何てったってペンギンたちがかわいい。
極寒の吹雪になるシーンで
ペンギンたちが丸まって固まって互いにブロックし合うシーンがあるのですが、
そこなんかみんな「おはぎ」。
たった一個の卵、我が子を守るために、飲まず食わずで
何ヶ月もの間じっと耐えるのです。
命の大切さ、尊さ、強さについて深く考えさせられます。
そして、はじめはポットみたいに見えていたペンギンたちが
おはぎになり、そして最後には人に見えてきます。(ちょっとわたし危ないですかね?)
癒しの映画でありながら、
この映画は、日々の一分一秒、一つ一つの出会いの大切さを教えてくれます。
ゴールデンウィーク、もしお疲れだったら見てみてください。