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最近は、撮影に行ってフィルムを交換していると、それだけで珍しがられるようになりました。このブライダルフォトの世界でもここに来て、一気にデジタル化の波が押し寄せて来ました。私が考えていたよりも２、３年遅い到来でしたが、でもその変化の速度は予想を遙かに超えるスピードです。
イースターエッグは、まだ受注の半数以上がフィルムを使用しての手焼きですので、フィルムのカメラが欠かせません。しかしカメラメーカーも、もうそろそろフィルムのカメラを作る事は厳しいでしょう。商売にならないことは解り切っています。そんな私が最近買ったのがNIKONのF6。これは本当にすごいです。もう、カメラにこれ以上何を求めればいいのかさえ解らないほどの高機能、しかも使いやすい。この一つ前の機種F5も素晴らしいものでしたが全然その上を行っています。
まず私たちが一番大切にしているファインダーが大きく見やすいこと。デジタルのカメラはその構造上どうしてもファインダー像が小さいのですが、その撮影の後にF6のファインダーを覗くとそれだけでほっとするものがあります。画面の隅々まできちんと確認できるって素晴らしい！！
それから、オートフォーカスが一段と素早く且つ正確になったこと。オートフォーカスって結構外してるって皆さんご存じでしたか？オートは補助に過ぎずです！でも、スピードが要求される場合にはマニュアルフォーカスでしっかりとした一枚をねらう暇が無く、オートでたくさん撮らなければならなりません。こんな時、オートフォーカスに不安のあるカメラというのはただただ嫌です。この点、いわゆる各メーカーのフラッグシップ機はどれもさすがに素晴らしいのですが、それでもF6はダントツの性能でしょう。そのほか褒めるところを上げるとキリがありませんが、おそらく最後のフラッグシップ・フィルムカメラ。最後までつきあおうと思います。