イースターエッグは極力経費を掛けないで、良いものをなるべく安くと言うコンセプトで仕事しています。紙媒体のパンフレットも作成のための労力や費用は膨大で、しかも恐ろしく短命な消耗品だと思っています。さらに、それに掛かった費用はどうしても本来の経費（フォトグラファーの人件費や手焼きプリントに要する費用、アルバム原価など）とは別に販売価格に転嫁させなくてはならなくなって、結果として必要以上に高い販売価格になってしまうことは避けられないわけです。
イースターエッグはその設立以来、考えられるほとんど全ての情報をホームページで公開していきました。しかし、そこで提供できる情報は、「フォトグラファーの紹介」、「商品の内容」、「価格」、「コンセプト」などテキストに置き換える事が可能な情報が主であるべきで、写真そのものは全く表現できるはずもありません。
アルバムや写真については、何よりも実際に手に取り見てみないことには、その美しさや質感を伝えきれるものではないのです。じつはこれってパンフレットにも全く同じ事が言えて、会社側からすればこれほど空しいソース作りは無いと言えるほどのものなのです。（パンフレットやさん、ごめんなさい）時間は掛かる、費用はかかる、売価に転嫁される、ずっと取っておいてもらえる作品などではない・・・
ならばホームページの情報をもっともっと濃くして、実際の写真とアルバムだけはアトリエに実際にお越し頂いてみてもらおう。と言うのが私たちイースターエッグのスタンスです。それは過去も今も今後も変わりません。しかし、お客様の立場ではどうでしょうか？
私はカメラや車、コンピュータなどが好きで、よくカタログやパンフレットをもらってきます。その中には本当に購入を前提としてもらってくるものもありますが、将来の比較のためだったり、単に眺めるために・・なんて言うときもあります。そこから得られる情報がインターネットで得られる情報と比べ、より有用と言うことは特にないと思います。でも、人は何となく手に取りたいのですね。それが本物の写真で無くとも。
そうか・・・では一歩歩もう。と言うことでいよいよイースターエッグでもきちんとしたパンフレットを作りました。
作成にあたっては、この為の費用を極力価格に転嫁させないですむように、押さえられる費用はとことんカットしました。しかし作るからには真面目にきちんとと言うことで、デザイン・構成・テキストライティング・校正・もちろん写真撮り・データ起こし・・・全て自社で行い印刷・製本だけを業者に依頼しました。そして、やっと出来たパンフレット。ロハス＆エコとの逆行が否めない感が自分の中でまだくすぶっています。得られる情報もホームページの方がより多いです。でも、特にアトリエになかなか来られないカップルには必要かもしれません。私の想像出来ない必要性もあるかもしれません。
必要な方はどうぞご請求下さい(^^)