柿の木坂写真工房では、一発で審査に通る日本そして各国のパスポート・ビザ用のお写真を、「ハイクオリティ」でお届けしています。撮影には自信を持って臨んでいますので是非おまかせ下さい。
今日は、私たちがパスポートのお写真を撮影するに当たってどのような取り組みをしているのか、一方、審査に通らない写真の実際についてご紹介いたします。
思い返せば22年前、あの911。ワールドトレードセンタービル無差別テロの時から、各国のパスポートやビザの取得は、その条件だけで無く証明写真の基準も厳しくなりはじめました。
翻って、これは全世界的な流れですが、最近では自撮りを元にした、、、もはやご自身を証明する事が殆ど不可能なほどの「盛り写真」またメタバース社会を反映する合成写真の横行もあり、パスポート・ビザ用の証明写真に求められる厳格さは高まる一方です。
端的に言うと、2022年11月時点では、写真サイズ、写真に対する顔の占める割合、目の位置はもとより、加工修正に対しては厳しい判定を受けるケースが増大しています。
柿の木坂写真工房にお越しになるお客様には、ボックスのスピード写真ではどうしても「納得出来る写真にならない。」「この写真でパスポートは作りたくない。」「セルフィーではどうしても真っ直ぐに撮れない。」「ついつい盛ってしまった。。。。結果、審査ではねられてしまった。」と言うケースがとても多いです。
今、日本のパスポート申請時、写真には一切の修整が認められていません。
ですが、明暗の調整や色味の補整は認められています。今は人が審査しているので、厳密な線引きの難しいところがあるのも実際です。運が良ければ調整を超える多少の「修正」「補整」でも通る可能性はあるでしょう。とは言え写真で審査に落ちてしまい、旅行や出張に間に合わないなどでは、本末転倒ですよね。
どうすれば良いでしょうか?
皆様が「盛りたくなる」のは、男女問わず、大体は若見え、自映えしたいからです。10年も使う公式の身分証明ですから、当然の事でしょう。(最近は運転免許証の写真を、試験場や警察署に持ち込む方が増えています)
答えは至ってシンプルです。修正をしなくて済む写真を撮れば良いのです。皆さん一人一人には異なる表情、輪郭、髪型、左右の目の大きさの違い、姿勢の癖があります。写真は皆様から見て、異次元の位置から二次元に写し撮られます。モデルを職業とされている方以外には想像しにくいのが実際です。足を長く見せたければその様に、目にフィチャーしたければその様に出来るのがモデルさんのテクニックであり、そしてそれは仕事です。(趣味の場合もありますが!)
柿の木坂写真工房では、修正を必要としない証明写真を実現するために、証明写真では通常あり得ない「5灯ライティング」で撮影を行っています。
写真は光の影による絵画の一種ですが、一灯のライトでは、強い影を避ける事はほぼ不可能です。影を付けたくなければ真っ正面に光源を持ってくれば事足ります。しかし、これでは顔の凹凸は限りなく少なくなり、普段見ている顔とは相容れない不自然な写真となります・・・・・・・今でもこの方式、あるいはそれにソフトウェアでかなり無理な調整を応用したボックスのスピード写真が多いです。
顔の立体感を表現するには、メインとなる光源の位置を変える必要があります。更には距離や光源の面積、角度なども関係してきますが、取り敢えず最低二灯あれば、なんとかはなります。
ですが、よりナチュラルに、例えば細かなお肌の凹凸(しわや肌荒れ)の作る影を和らげる補助光、黒髪を塗りつぶさない為のトップからの補助光、背景、輪郭をキリッと引き締めるためのレンブラント補助光など、それぞれのお客さまの体格、お顔立ち(彫りの深い方向けのライティング、日本人的なのっぺりしたお顔の向けのライティング)など、適切にセッティングする事で、しっかり立体感を出しつつ、不快な陰影を最小限に抑える撮影が可能になるのです。
ソフトウェアやアプリで加工したお写真と、ライティングで整えたお写真では、後者の方が当然、自然で嘘偽りの無いものとなります。パスポート・ビザでは一切の加工が許されませんが、以上の様な撮影手法により、正当な手法でかつ皆様に喜んで頂けるお写真をお届けしています。
中国、カナダ、アメリカ、イタリア、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、エトルリア、インド用、他数カ国・地域用のパスポート、ビザ用。かなり厳しめな国から比較的緩やかな国まで、多数の実績を持っております。また各国大使館職員、外交官とその御家族のお写真もお撮りしています。長く使うパスポート用のお写真、是非私どもにおまかせ下さい。