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機材紹介シリーズ:第1回 : Really Right Stuff Lプレート

Isao

縦横構図の切り替えが一瞬。柿の木坂写真工房が選ぶLプレート

プロが選んだ、見えないけれど重要な撮影機材 — Lプレート

写真のクオリティは、カメラやレンズだけで決まるものではありません。
柿の木坂写真工房では、目立たないけれど撮影の安定性や効率を大きく左右する機材にも、妥協のない選択をしています。そのひとつが 「Lプレート」 です

Lプレートとは?

Lプレートは、カメラを三脚に固定するための L字型ブラケット です。
アルカスイス互換の溝を底面と側面に備え、縦構図⇔横構図 の切り替えを素早く、かつ構図や重心を崩さず行えるのが最大のメリットです。

主なメリット

    • 構図がズレない:縦横切り替え時でも光軸や重心がほぼ同じ位置に保たれる

    • 安定性アップ:雲台を傾けずに縦位置撮影が可能

    • ザー撮影時のケーブル及び接続部保護:PCとカメラを接続して撮影するテザー撮影時、接続部をしっかり保持。ケーブル取り回しが安定化し、カメラ、PC双方の不慮の故障を防止できる。
    • カメラ保護:底面や側面を傷や衝撃から守る

柿の木坂写真工房が選ぶのは「Really Right Stuff」製

Lプレートにも多くのメーカーがありますが、当スタジオが選ぶのはアメリカ・カリフォルニア発の精密機器メーカー Really Right Stuff(RRS) の専用設計モデルです。

選ぶ理由

    • 剛性と精度の高さ:業務使用でも安心の耐久性

    • 手持ち撮影にも快適:面取り加工で手に優しい

    • 着脱の容易さ:内蔵レンチで現場でも素早く対応可能

    • 長期保証(5年):信頼の証

以前、一時的に安価な他国製を使ったこともありますが、強度不足で短期間で変形。結果、RRSの発売を待ち、導入に至りました。

Really Right Stuffの背景

RRSは1990年、創業者ブライアン・ガイヤー氏が「もっと正確で、美しく、信頼できる製品を」と自ら設計・製造を始めたことが始まりです。
各カメラにぴったりフィットする専用設計、米国内での一貫生産、高精度な仕上げは世界中のプロから支持されています。

小さなこだわりが、大きな品質差を生む

縦横構図の切り替えをストレスなく行えることは、撮影の集中力や構図の完成度に直結します。
そしてそれは、最終的にお客様へお届けする写真の美しさに反映されます。

柿の木坂写真工房では、カメラ・レンズ・照明・モニターといった主役級の機材はもちろん、お客様の目には触れにくい小さな機材にまでこだわり抜くことで、一枚一枚に確かなクオリティ を込めています。

Really Right Stuff 公式サイトはこちら

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