柿の木坂写真工房のブログをご覧くださっている方々は、
写真が好きだったりカメラが好きだったりする方がとても多いのですが
皆さんご自身で撮った写真は、撮影後どのようにして楽しんでいますか?
常に写真の最新の技術、表現方法を追求している私たちですが
同時に古くからある写真表現にも興味を持ち、積極的に挑戦もしています。
先月、そんな古き良き写真表現を扱ったワークショップを開催させていただきました。
「青写真」と呼ばれる青の濃淡によって像を描く技法で、
その歴史はとても古く由緒ある写真表現です。
普段の写真プリントと全く異なる作業行程に、若干戸惑いつつも真剣に取り組む参加者の皆様。
「自分で作っている」という感覚をダイレクトに味わえるのも、アナログ写真の魅力です。
青写真は紫外線によって用紙に化学反応をおこし、像を焼き付けます。
今回のワークショップの為にライトボックスを改造して紫外線照射機を自作しました。
露光完了直後のネガと写真用紙。
まだぼんやりとしか見えない像ですが……。
水洗を行うと、みるみる像が浮かび上がってきます!
上手く焼けているかどうか、ドキドキの瞬間。
これもデジタルだとなかなか味わう事のできない、アナログならではの写真の楽しみですね。
「皆さんにもっと写真の楽しさを知ってほしい!」
そんな想いで、柿の木坂写真工房ではこれからも様々なワークショップを行っていく予定です。
どうぞお楽しみに!!