笹倉です。今日は振り替え休日。朝から読書をして昼からはヘアサロンに行って、思い切り短く切ってきました。担当の村山さんは神戸から出てきて都内などで数年修行をして、５年前にお店を構えたとても素晴らしい腕の持ち主です。
で、切っている最中は色々な話をしながらなのですが、ふと彼の手のはさみを見ると年季が入っている感じはするものの、それは決して汚れているとか言うのではなくて、ものすごい渋みがあるわけです。聞いてみるとオーダーメイド品だとか。「これでもまだオーダー品としては安い方で・・・」と謙遜してはいたのだけど20万円もするのだそうです。見るからに鍛造品の趣がある道具は、畑違いながらゾクゾクするほど美しいものでした。また、はさみを研ぐにもその道の達人を捜し求めて、以来ずっとその人に研いでもらっているのだそうです。
シャキシャキという音が本当に心地よい今日でした。
20万円のはさみ
Isao
2007.08.27