去年の秋に亡くなった祖母の初盆の墓参りを兼ねて、笹倉は今富山にいます。お墓には昨日行ってきたのですが、フェーン現象の猛暑の中、ずっとそうしてきたように何食わぬ顔してお墓は建っていました。ふと見ると顔も知らない何人かの先祖の名前が墓石に彫られていて、それが妙に不思議で懐かしさというかヒーリングというか、ともかく熱さを忘れる穏やかな気持ちになれました。しかし、そのようなわけで富山にはもう私が直接知る「笹倉」姓を名乗るものは一人もいなくなりました。きっと、こうして人のクロノログは淡々と書き留められてゆくのだろうな。
写真はお墓ではありません。
ところで少し前まで富山の隣に婦中町という町がありました。そこに笹倉とという地区があり、色々な人の話からきっとそここそが我が家の出所なのだろう・・・とずっと思っていました。その婦中町は最近富山市と合併し、笹倉地区はどうなったのかなと少し気になり昨日の朝行ってきました。そのままでした。昔よりは都市化されていましたが、でも田舎の市街地というたたずまいは変わらず、これも淡々と時をきざみつづけてゆくのでしょう。
笹倉@富山
2007.08.03