いよいよ、春のシーズンも本番です。この土日はなかなかな濃い撮影でした。
11日の土曜日、朝は4時半起床でした。6時に家を出発し目黒のご新婦様のお宅へ。ご自宅でメイクをしてその様子からの撮影なのでした。ご自宅では同居のおばあさまたちとの楽しい会話に私も癒され、また落ち着き無いお父様の様子もほほえましいものがありました。ブーケは伯母様の手作り。こちらの伯母様は本職の方で、映画や様々なイベントでもご活躍のフローリストでもいらっしゃるそうです。なにしろ元気で明るい方でした!メイクがあがると挙式場であるサレジオ教会へ。
伝統あるこちらの教会はその荘厳な雰囲気が撮影する私たちまで厳粛な気持ちにさせてくれます。その雰囲気を撮影するにはストロボは使いません。ストロボ無しでの撮影には少し暗いのですが、そこは技術でカバーです。大体絞り2.8で1/15がいい所なので、動きのある場面ではストロボを使わざるを得ないのですが、それでも手応えはありました。ちなみに新郎さんはイタリアの方。日本語が堪能でビックリでしたが、イタリアからの留学生で今は日本の古語を修得すべく某大学院修士課程で学んでいるそうです。
式が無事終了すると今度は代官山へ。「王様のレストラン」でロケ地にもなった「マダムトキ」が会場。お洒落な建物のこちらは私個人的には久しぶりでした。ステーキが本当に美味しそうでおいしそうで・・・撮影中もおなかがぐーぐーといった感じでした!
そして昨日の日曜日。場所は東京プリンス・パークタワー!東京タワーのすぐお隣。新しいホテルです。新郎新婦様ともピアニストのカップル。新郎様はウィーンでも学ばれ、帰国後は各地でピアノコンサートを成功されているという才能の方。披露宴もご本人たちの連弾は当然で、ご友人たちのオペラ、ヴァイオリン演奏等々、コンサートに招待されたかのような素晴らしい音楽を聴くことが出来ました。新郎様は特に伴奏がワークのようで、様々な歌手の方や楽器のかたと伴奏することが自分の一番の表現手法であるとおっしゃっていました。実際その場で聞くピアノは浅学な私でも解るほどの素晴らしいもので新しい趣味をも提供してくれたようです。是非今度氏のコンサートに足を運ぼうと思いました。撮影は仕事ですから終わると体は疲労困憊でしたが、耳と心が豊かになった一日でした。
※ 氏につきましては許可がおりましたら、またあらためてご紹介したいと思います。