
私たちは普段、特定の機材だけに頼ることなく、その撮影に最適なカメラやレンズを選びながら撮影を行っています。
ライカを使用する機会も決して多くはありませんが、時折、その描写に心を動かされる瞬間があります。
中でも印象深いのが、ドイツ製の「ズミクロン35mm 8枚玉」。
シャープでありながら硬すぎず、空気感まで丁寧に写し取ってくれるような、不思議な魅力を持ったレンズです。
特に開放付近での描写には独特の美しさがあり、背景の柔らかなボケと相まって、人物の存在感を自然に引き立ててくれます。
機材そのものを主役にしたい訳ではありませんが、写真表現を支える大切な道具のひとつとして、今も強く印象に残っているレンズです。


