
写真を“データ”として残すことが当たり前になった時代ですが、それでも私たちは、手に取って頁をめくるアルバムには特別な価値があると考えています。
特に手焼き写真のアルバムとなると、どんな装丁がふさわしいのか、いつも悩みます。
華美すぎず、けれど質感にはしっかりと存在感があること。何十年後に見返しても古びないこと。そんな基準で、一冊一冊を選んでいます。
現在、イースターエッグで常時ご案内している手焼きアルバムは、「クロノログ」「ノスタルジア」「ジリオン」の3種類。
「クロノログ」は、イースターエッグのためだけに制作していただいている特注アルバムです。
他では同じ仕様のものは扱われておらず、長年大切に作り続けている一冊です。
「ノスタルジア」は、国産のアルバム。
過度な装飾を抑えた、素直で上品な佇まいが魅力です。
そして「ジリオン」はイタリア製。
素材感や細部の仕上げに、ヨーロッパらしい美意識を感じるアルバムです。
そんな中、今回あらたに少数だけ買い付けてきたのが、イタリア製の大型ブックアルバム。
本革張りで、箱を開けた瞬間に革の香りがふわりと漂う、とても印象的な一冊です。
サイズは、現在の「クロノログ」よりも二回りほど大きく、約30cm × 23cm。
そして何より驚くのが、そのボリューム。
なんと100ページ仕様です。
つまり、八切サイズの手焼き写真を100枚収めることができるということ。
実際にその枚数に耐えられる撮影と構成を行うとなると、作り手としては少し身が引き締まる思いもあります。
現在、試作品の制作を進めています。
完成しましたら、ぜひアトリエでご覧ください。
「イタリア製の大きなアルバムを見せて」とお声掛けいただければ、喜んでお見せいたします。
きっと、その存在感に圧倒されるはずです。



