
今朝、寝台特急北斗星で東京へ戻ってきました。
久しぶりの北斗星はやはり特別でした。移動そのものが旅になるというのは、飛行機や新幹線にはない魅力があります。
さて、今回の北海道出張では、とんでもなく恥ずかしい出来事がありました。
あまりに情けない話なので書こうか迷ったのですが、時間が経つにつれて自分でも可笑しくなってきたので、記録として残しておこうと思います。
札幌到着後、ホテルにチェックインし、地元の友人と少し過ごしました。
外へ食事に出る予定だったのですが、激しい雨が降り始めたため、結局ルームサービスで済ませることに。
友人が帰った後、翌日の撮影に備えて早めに休もうとシャワーを浴びました。
そこでふと、食べ終わった食器を廊下へ出していないことに気付きます。
ワイシャツのボタンは外し、ズボンも脱いでいましたが、
「食器を出すだけだから大丈夫だろう」
と思ったのが運の尽きでした。
食器を廊下に置いた瞬間。
ガチャッ。
嫌な音がしました。
オートロックです。
鍵はもちろん部屋の中。
私は部屋の外。
そして服装は、極めて心許ない状態です。
普通ならフロントへ行けば済む話ですが、12階から2階までその格好で移動する勇気はありません。
廊下を見渡しても電話は見当たらず、人に見つからないようフロアをうろうろしながら連絡手段を探すこと数分。
かなり追い込まれていました。
その時です。
非常階段への扉を発見しました。
「緊急時以外使用禁止」
と書いてありましたが、私としては十分に緊急事態です。
迷わず開けると、そこに電話がありました。
無事フロントへ連絡し、事情を説明すると、すぐに係の方が来てくださるとのこと。
ほっとしたのも束の間。
現れたのは、とても若い女性スタッフでした。
これは困った。
こちらも困るし、相手も困る。
とっさに非常階段の陰から顔だけ出し、
「下は見ないでくださいね」
とお願いしたところ、そのスタッフの方は本当に後ろ向きのまま歩いてきて、後ろ向きのままドアを開けてくれました。
おかげで無事に部屋へ戻ることができましたが、翌朝のチェックアウトではフロントの皆さんが妙ににこやかだったような気がします。
気のせいだったのか。
それとも館内で情報共有されていたのか。
真相はわかりません。
ただ一つ言えるのは、今後どんな高級ホテルに泊まっても、部屋を出る時は必ず鍵を確認しようということです。
おそらくこの出来事は、私の人生の失敗ランキングでもかなり上位に入ると思います。


