
仕事では使わないものの、なかなか手放せないカメラが何台かあります。今日ご紹介するのは、そのうちの一台、OLYMPUS PEN E-P1です。
昨年の夏に手に入れて以来、プライベートでは思いのほか出番が多く、気軽な散歩や家族との外出のお供として活躍してくれています。
マイクロフォーサーズ規格を採用した初代PENとして登場したこのカメラは、その名の通り往年の名機PEN-Fを思わせるデザインが大きな魅力です。単なるレトロ調の外観に留まらず、手にした時の質感やダイヤルの操作感にも、オリンパスの並々ならぬこだわりが感じられます。
もちろん、普段仕事で使用しているフルサイズ機と比べれば、センサーサイズの違いは否定できません。高感度撮影やコントラストの強い場面では、ノイズや白飛び、黒つぶれが気になることもあります。
それでも、このカメラにはスペックだけでは語れない魅力があります。
軽くて持ち出しやすく、どこへでも連れて行きたくなること。そして何より、カメラ好きではない方からも「素敵なカメラですね」と声を掛けられることが少なくありません。
撮影機材としての性能だけを考えれば、今ではもっと優れたカメラはいくらでもあります。しかし、写真を撮りに出掛けたくなる気持ちを引き出してくれるという意味では、PEN E-P1は今なお特別な存在です。
センサー技術は年々進化を続けています。いずれ小型センサーならではの弱点もさらに目立たなくなっていくことでしょう。しかし、このカメラが残した功績は性能の向上だけではありません。
「高性能であること」と「持ち歩きたくなること」は必ずしも同じではない――。
そんなことを改めて思い出させてくれる一台です。



