2006年というデジタルフォト元年

スタッフが撮影から戻れば、年内の撮影業務もいよいよ終了です。

残る仕事は秋のシーズンにお預かりしたアルバムや写真の納品作業のみ。それが終われば、イースターエッグも年末年始のお休みに入ります。

皆さまにとって、2006年はどのような一年だったでしょうか。

結婚式を挙げられた方にとっては、生涯忘れることのない特別な一年だったことでしょう。

また来年挙式を迎える皆さまにとっても、独身最後の一年として大切な思い出になるはずです。

私たちの仕事は、そんな人生の節目にある大切な記憶を「綺麗に、きちんと」残すことです。

時折、「夢のある仕事ですね」と言っていただくことがあります。

確かにそうかもしれません。

しかし、夢を見るのはお客様です。

私たちはその夢を形にするために、常に現実と向き合う側の人間だと思っています。

良い写真を残すためには、感性だけでなく技術が必要です。

憧れだけでなく、裏付けが必要です。

そして、その裏付けを積み重ねることこそが私たちの役割だと考えています。

年末最後の仕事は色との対話

そんな一年の締めくくりに、私は今日もモニターの色と向き合っていました。

デジタルカメラで撮影した写真は、パソコン上でRAW現像を行い、一枚一枚仕上げていきます。

その際、モニターが正しい色を表示していなければ、どれだけ丁寧に作業をしても意味がありません。

しかし、市販されているモニターの多くは購入した時点で鮮やかに見えるよう調整されています。

一見すると美しく見えますが、それは料理で言えば味付けが濃すぎる状態に似ています。

濃い味は印象に残ります。

けれど素材本来の味は分かりにくくなります。

写真も同じです。

本当に美しい色とは、派手な色ではなく、豊かな階調の中にあるものだと私たちは考えています。

見えない品質への投資

そのために欠かせないのがモニターキャリブレーションです。

イースターエッグでは全ての制作モニターを定期的に測定し、常に一定の基準を保つよう努めています。

一般的にはもっと長い間隔でも十分と言われていますが、私たちは約二週間ごとに再測定を行っています。

また、使用している測色機も分光光度計方式のものです。

正直なところ、ここまで必要なのかと言われれば意見は分かれるかもしれません。

しかし仕事で使う以上、「ほとんど同じ」という言葉には少し慎重になりたいのです。

お客様の大切な写真を扱う以上、できる限り確かな方法を選びたい。

それが私たちの考え方です。

自信を持てる一年になった

振り返れば2006年は、イースターエッグにとってまさに「デジタルフォト元年」と呼べる一年でした。

撮影技術。

RAW現像。

色管理。

そしてアルバム制作。

一つひとつを試行錯誤しながら積み重ねてきた結果、私たちはようやくデジタルフォトという分野に確かな自信を持てるようになりました。

もちろん、まだ道半ばです。

けれど少なくとも、「これならお客様にお届けできる」と胸を張って言える品質には到達できたと思っています。

2007年へ

来年は、これまで培ってきた技術と経験をさらに磨き上げ、デジタルアルバムを本格的にお届けしていきます。

ただ便利なだけではない。

ただ新しいだけでもない。

撮影、現像、色管理、デザイン、そのすべてに裏付けのあるアルバムです。

「こんな綺麗なデジタルアルバムは初めて見た」

そう言っていただける商品を目指して。

2007年もまた、一組でも多くのお客様の大切な思い出づくりをお手伝いできれば幸いです。

撮影、アルバム制作、そして色。

トータルの品質にこだわる写真館として、これからも歩みを続けてまいります。

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