見えない色を見守り続ける高性能なモニターほど、正しく使いたい

月に一度の定期計測

月に一度の、モニターキャリブレーションの日。

柿の木坂写真工房では、撮影機材だけでなく、写真を仕上げるためのモニターも定期的に調整しています。

今回キャリブレーションを行ったのは、制作や出張先で活躍している MacBook Pro です。

ノートパソコンとは思えない美しさ

最近のMacBook Proは、一昔前のノートパソコンとは別物と言ってもよいほど高性能です。

広い色域を表示できるLiquid Retina XDRディスプレイは、細かな階調や色の再現性にも優れ、写真編集にも十分対応できる品質を備えています。

実際、多くのプロフォトグラファーや映像クリエイターが制作環境として採用しているのも納得できる完成度です。

しかし、それでも私たちは、そのまま使うことはありません。

目次

「美しい色」と「正しい色」は違います

工場出荷時のMacBook Proは、とても美しく表示されます。

けれど、それが必ずしも国際標準に対して正しい色とは限りません。

写真館では、お客様へお渡しする写真が基準になります。

だから私たちは、

「きれいに見える」

ではなく、

「正しく表示されている」

ことを何より大切にしています。

そのため、毎月専用の測定器を使い、一台一台キャリブレーションを行っています。

高性能だからこそ、調整する意味があります

MacBook ProのXDRディスプレイディスプレイは非常に優秀です。

だからこそ、キャリブレーションを行うことで、その性能を最大限に引き出すことができます。

ほんのわずかな色のズレも補正し、iMacやプリンターとの色合わせもより正確になります。

工房では複数の制作環境を使用していますが、どのパソコンで編集しても同じ色になること。

これも、写真館として品質を維持するための大切な条件です。

見えない品質を、これからも

写真は撮影して終わりではありません。

RAW現像を行い、レタッチを施し、プリントへと仕上げる。

そのすべての工程で、「色」はつながっています。

どれほど性能の高いカメラやモニターであっても、それを正しく管理しなければ、本来の性能を発揮することはできません。

地味で、お客様の目に触れることもない作業です。

それでも柿の木坂写真工房では、創業以来変わることなく、この積み重ねを続けています。

見えないところまで丁寧に。

それもまた、一枚の写真に責任を持つ写真館の仕事だと考えています。

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