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35mmフィルム用スキャナーとして、ニコンのCoolScan 5000EDは間違いなく最高峰の一台である。

今年、イースターエッグは本格的にデジタルフォトへの取り組みを始めた。しかし、それは撮影そのものをデジタル化したという意味ではない。撮影の大半は、今もなおフィルムで行っている。

では、デジタルフォトへの参入とは何を意味するのか。

答えはアルバムにある。

イースターエッグの仕事には、大きく二つの流れがある。一つはホームページをご覧になり、「手焼き写真」に魅力を感じてくださったお客様からの直接受注。もう一つは提携会場を通じてご依頼いただくお客様である。

前者のお客様は、写真に対する期待もこだわりも非常に高い。そのため、打ち合わせから撮影、現像、手焼きプリント、アルバム制作に至るまで、一切気の抜けない仕事となる。

一方、提携会場経由のお客様も決して写真への関心が低いわけではないが、新しいサービスや商品への感度という点では、むしろこちらの方が高い傾向がある。ゼクシィ世代とも呼べるカップルたちは、新しい価値を柔軟に受け入れる。その中で特に需要を感じるのが、デジタルアルバムである。

フィルムで撮影した写真をデジタルアルバムに仕上げるには、まずネガを高精度でデジタル化しなければならない。

35mmフィルムの一コマは、わずか36mm×24mm。この小さな長方形の中に記録された情報を余すことなく取り出すには、高解像度スキャンが必要となる。

CoolScan 5000EDの最大解像度は4000dpi。dpiとは「dot per inch」の略で、1インチあたり何ピクセルで読み取るかを示す単位だ。35mmフィルムの長辺36mmは約1.4インチなので、4000dpiでスキャンすると長辺約5700ピクセルの画像データとして取り込める計算になる。

小さなフィルムの中に記録された情報量を考えると、その精密さには驚かされる。しかし当然ながら、処理には膨大な時間がかかる。

その点、CoolScan 5000EDは優秀だ。同世代の一般向けフィルムスキャナーと比較しても圧倒的に高速で、最高画質のスキャンを実行してくれる。

それでも作業量は莫大である。

デジタルアルバム一冊を制作する場合、およそフィルム10本分の中から60カット前後を選び出し、高解像度スキャンを行う必要がある。最高品質設定では1コマあたり数分を要し、60カットともなれば何時間もの作業になる。

純粋に採算だけを考えれば、とても合理的な仕事とは言えないだろう。

しかし、イースターエッグが今取り組んでいるのは、単なる商品販売ではなく研究開発でもある。

撮影から画像処理、アルバム制作、データ管理、納品に至るまで、デジタルフォトのノウハウを実践の中で蓄積しているのだ。

もちろん、やるからには妥協はしない。

一コマあたり約2100万画素、ファイルサイズは100MB前後。カップル一組分では総容量6GBにも達する。アルバム制作に必要な品質を十分以上に確保しながら、デジタルワークフローの経験を積むことができる。

フィルムで培った写真へのこだわりを失うことなく、次の時代に必要な技術を身につける。

そのための挑戦が、今のイースターエッグにとってのデジタルフォトなのである。

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