
デジタルフォトを本格的に始めてから、3年が経ちました。
画質や写真としての存在感という点では、まだまだ手焼きプリントに分があると思っています。しかし、お客様からご注文いただく商品は、もはやそのほとんどがデジタルデータをベースとしたものになってきました。
デジタル化が進んだことで、大きく変わったのが撮影データの納品方法です。
当初、カメラマンからの納品は、メモリーカードを持参してもらうのが一般的でした。それがほどなくCD-ROMやDVD-Rなどを郵送してもらう形に変わり、さらにその後、社内にFTPサーバーを構築。現在では、撮影したデータをサーバーへアップロードして納品してもらう形になっています。
納品に掛かる時間は、それぞれのカメラマンが契約している回線にもよりますが、光回線であれば1時間も掛かりません。
サーバーは24時間365日稼働していますから、イースターエッグ側でRAW現像を行う場合には、撮影当日から翌日にはデータを受け取ることができます。
もっとも、基本的にはカメラマン自身に現像してもらい、JPEGデータを納品してもらう形です。
RAW現像やアルバム編集は社内のスタッフが行います。そして、それらを含めたすべてのデータを、このXserve上で一元管理しています。
当初は、1台のXserve G5にMac Proが2台、iMacが1台という構成でした。しかし、撮影データの納品と、それぞれのスタッフによる作業を並行して行うため、ほどなくしてもう1台Xserveを導入することになりました。
AppleのMac OS X Serverは、各種設定がとても簡単です。
FTPサーバーとして利用できるだけでなく、ファイル共有、iCal、Open Directoryなど、複数のスタッフがそれぞれ専用のマシンを占有することなく、効率的に仕事を進めるための環境を構築することができます。
これは本当に便利でした。
一方で、悩ましいのがOSのアップデートです。
AppleはOSの更新が比較的早く、しかも、ときにはかなり大きな変更が加えられます。そのたびにサーバー環境や周辺機器との組み合わせを確認し、場合によっては運用そのものを見直さなければなりません。
それでも、Mac Pro 1台をサーバー兼作業用として使っていたデジタル導入初期と比べれば、仕事の効率も安定性も格段に向上しました。
デジタル化によって、写真そのものだけでなく、撮影から納品、現像、アルバム制作に至るまで、仕事の仕組みそのものが大きく変わりつつあります。
ただ、その一方で、設備を整えれば整えるほど、次に必要になるものが見えてくるのも事実。

この果てしない設備投資は、一体いつまで続くのでしょうか……。


